今回の『Sing a Simple Song』は60〜70年代を代表するバンドSly and The Family Stoneの大ヒットアルバム『Stand!』からの1曲。原曲の人気もさることながら、ヒップホップ界では定番のブレイクとしてドラムパートが多くサンプリングされ、それがまたいくつもの名曲としてヒップホップ史に残っています。
Sing a Simple Song / Sly and The Family Stone
楽曲詳細
タイトル | Sing a Simple Song |
アーティスト | Sly and The Family Stone |
プロデューサー | Sly Stone |
収録アルバム | Stand! |
リリース | 1968 |
レビューと解説
『Sing a Simple Song』はSly Stone(スライ・ストーン)ことSylvester Stewart(シルヴェスター・スチュアート)率いるファンクロックバンドSly and the Family Stone(スライ・アンド・ザ・ファミリー・ストーン)の4作目のアルバム『Stand!』からのシングル曲です。ギターもブラスもベースも実にファンキーでめちゃめちゃかっこいいです。
その上を半ば叫びのようなボーカルが駆け巡るこの曲は時代を代表するファンクの名曲でしょう。ヒップホップにおいても数々のアーティストにサンプリングされ、しかも歴史に名を残すクラシック級の楽曲も多く誕生しています。
Sly and The Family Stoneとは

Sly and the Family Stone(スライ・アンド・ザ・ファミリー・ストーン)は60年代から70年代にかけてアメリカのサンフランシスコを拠点として活動したファンクロックバンドです。リーダーのSly StoneはRolling Stone紙の選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー(100 Greatest Singers)において78位にランクインしています。
Sing a Simple Songが収録されているアルバム
Stand! / Sly and the Family Stone
- Stand!
- Don’t Call Me Nigger, Whitey
- I Want To Take You Higher
- Somebody’s Watching You
- ▶︎ Sing A Simple Song
- Everyday People
- Sex Machine
- You Can Make It If You Try
Sing a Simle Songをサンプリングした曲
Deep Cover / Dr. Dre & Snoop Doggy Dogg
今では伝説的なこの2人が初めて組んだ楽曲にして、ヒップホップ史上に名を残すクラシック中のクラシック。
Mama Said Knock You Out / LL Cool J
これまた定番ブレイクであるJames BrownのFunky Drummerとの合わせ技ビートが入った瞬間からぶっ飛ばされます。ヒップホップ史に残る永遠の名曲であるLL Cool Jのこいつ。
Fight The Power / Public Enemy
僕もこのPVに影響されてでっかい時計ぶら下げた時期がありましたw 歴史的名曲が多すぎてどの曲を紹介するか悩んできますが、その中でも絶対に外せないPublic Enemyのこれ。
ちなみにこれも上のLL Cool Jと同じくFunky Drummer使いですね。
Ain’t 2 Pround 2 Beg / TLC
個人的にもTLCの中でトップ5に入るくらい好きなTLCのデビュー曲。アッパーでハードなビートを軽快に乗りこなすラップもコーラスも最高ですね。
Sound of Da Police / KRS-One
今聴いても本当にかっこいいです。“ティーチャー”ことKRS-Oneのヘビー級クラシック楽曲。
The Humpty Dance / Digital Underground
鼻デカおじさん続きで最後はこちら。激ファンキーなビートも楽しそうなPVも素晴らしい。